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日々のことは、twitterでつぶやいています。@tphomma

2009年12月14日

ふるさとへのクリスマスプレゼント

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 独立行政法人福祉医療機構(子育て支援基金)と、親子ふるさと発見教室の親とOBの会のご支援のおかげで、2006年に引き続き3年ぶりに第2回目のザ・ブラス佐渡市学校巡回公演を実現することができました。
 全国的に猛威を振るっている新型インフルエンザは、12月の佐渡島でも大流行をみせ、島内の多くの学校が学校閉鎖や学年閉鎖を余儀なくされていたために、佐渡巡回公演が予定通りに行うことができるかが非常に心配されていましたが、12月8日に冬とは思えないほどの穏やかな日本海の船旅に迎えられて佐渡島へ渡りました。
 初日の一般公演では、インフルエンザが流行し天候が悪いにもかかわらず、予想を上回る約千人のお客様が来てくださいました。お客様の中には、中学時代の恩師の近藤三和子先生をはじめ、母校の先生方やご近所の方々、同窓生など、お世話になった方々や顔なじみの方々が多くて、普段の都会での公演とは全く違う緊張感の演奏会でした。

 一般公演が無事に終わり、翌日10日から学校巡回公演が始まりました。
 ところが、最初の訪問予定の畑野小学校が、危惧していたインフルエンザの流行によって学校が閉鎖され公演が出来ないという事態となってしまい、代替公演が出来ないか検討をした結果、急遽金井小学校での公演受け入れが決まりました。インフルエンザによる休校などで授業日数の確保が大変な中なのに、急な学事予定の変更を受け入れてくださった金井小学校の先生方に感謝いたします。

 その後の新穂中学校公演、小木小学校、赤泊中学校公演は、インフルエンザにより会場に来ることが出来なかった学校があったことは残念でしたが、予定通り開催することができました。

 佐渡巡回公演のために、ふるさと佐渡のみなさまの多くの方々のボランティア協力をいただきました。どうもありがとうございました!
 また、独立行政法人福祉医療機構(子育て支援基金)の資金援助のおかげによって、経費が多くかかる離島での学校公演と、一般公演の学生チケットを無料にするなどの格安なチケット価格を設定して多くのお客様と児童・生徒たちに生の演奏を聴いていただく事が出来ました。

 ところが最近のニュースで、政府の事業仕分けによって、文化予算も削減の対象となり、独立行政法人福祉医療機構も事業仕分けの対象とされてしまいました。今後、こういった僻地での学校公演に対しての資金援助を得ることが難しくなるでしょう。
 先日も、文化庁による「本物の舞台芸術体験事業」の事業により、佐渡島と同じ離島の沖縄県・石垣島と西表島の学校をオーケストラで訪問しましたが、来年度からはこういった学校公演も削減対象となり、僻地の少人数の学校への芸術鑑賞教室の支援が無くなってしまいます。

 また、収益性の薄い管弦楽団や吹奏楽団などの音楽家グループの活動は、チケットやCD売り上げの利益だけでは運営することは非常に困難なため、国や自治体からの公的資金の援助がなくては活動を維持することが難しいので、学校公演や養護施設訪問演奏などの教育・社会福祉事業を積極的に行うことによって公益性を常に意識した活動を数多く行っています。
 教育や科学技術研究、芸術文化など、単純に採算面で考えにくい分野について、その分野においてほぼ素人である「仕分け人」によって極めて短時間で感覚的に「無駄」と判断され削減されてしまったことで、怒りと落胆と同時に日本の将来は一体どうなってしまうのかと危機感を強く感じています。

 佐渡を離れての生活を始めて既に20年、帰島するたびに設備が整って年々都会化し発展し便利になっていることを感じます。また、インターネットなどの発達によって得たい情報がリアルタイムに得ることが出来るようになって都会との情報のギャップも無くなり、携帯ゲーム機器の普及で娯楽も簡単に得られるようになったことで、佐渡の子供たちの生活も私が育った当時とは全く変わって便利な暮らしになりました。
 インターネットやゲーム機器によって知的好奇心がバーチャル体験によってある程度満たされてしまう時代だからこそ、故郷の子供たちには、佐渡の豊かな自然や能などの伝統芸能文化などの、佐渡にしかない素晴らしいもの、現実体験でしか得られないものを見落としてしまわないように願います。
 佐渡島に育てられた音楽実演家として、これからも故郷に生の音楽を届け続ける機会を失いたくないと強く感じました。

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 真冬の寒い体育館での演奏はなかなか厳しかったです。
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 ふるさと自慢の銘酒の酒蔵です。
posted by tphomma at 21:20| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月04日

佼成+シエナ

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今日は東京佼成ウインドオーケストラの定期演奏会でした。
内容の濃い難曲揃いのプログラムでしたが、そのなかでティンパニを2セット使う曲があり、TKWO坂本氏とシエナ荻原氏の二人のティンパニ奏者の素晴らしい共演を聴くことができました!

オーケストラでのティンパニとトランペットは、背中越しに呼吸や気配を感じながらオーケストラの縦軸を統率し、信頼関係が必要な「友達」のような間柄です。
そんな「友達」が二人揃って素晴らしいアンサンブルを奏でているのがとっても嬉しくて、思わず写真に納めてしまいました。
posted by tphomma at 00:45| Comment(3) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月02日

TKWO定期演奏会

明日、池袋の東京芸術劇場に於て、TKWO定期演奏会が開催されます。 首席客演指揮者ダグラス・ボストックが“共生”をテーマにプロデュースした演奏会。本邦初演の「ラウダ・シオン」では雄大な“自然”に抱かれ“歴史”を重ねる“人”の姿をバリトン独唱が表現します。そして、日本独自の芸術として古くから伝わる“能楽”を描いた作品《能面》を取り上げます。この曲が演奏されることを心待ちにされていた小山清茂氏は去る6月にお亡くなりになりました。彼と親交の深かったマエストロと共に、追悼の意を表します。


ヒル・ソング 第2番/パーシー・グレインジャー

吹奏楽のための組曲「能面」 第T章「頼政」 第U章「増女」 第U章「増女」/小山 清茂
ラウダ・シオン バリトンとウインド・オーケストラ/イルジー・ゲムロット (本邦初演)
バリトン:野本 立人

交響組曲「野人」 第一楽章「集い」 第二楽章「祭り」 第三楽章「踊り」/渡邊浦人

交響曲第20番「聖なる山への三つの旅」作品223 第一楽章「アンダンテ・エスプレッシーヴォ」 第二楽章「アレグロ・モデラート」 第三楽章「アンダンテ・マエストーソ」/ アラン・ホヴァネス


みなさま、ぜひご来場ください。
posted by tphomma at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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